ヒンジガヤツリ

暮らしとの関わり
 子供の頃、夏休みに田の畦草とりをすると、いかついウシクグなどに混じって生えていた小形の優しげなこの(ヒンジカヤツリ)姿が蘇えって来る。(・・・それにしても70年も以前のこんな記憶が脳のどこにしまい込んであったのであろうか-2016.4.28)  
 葉も他のカヤツリグサに比べ柔らかで引き抜くにも容易であった。
(写真2007.9.4 板畑)


                 花期
写真2007.9.4 板畑

           放棄田の中で

写真2009.10.14 大野

               全体の姿

写真2009.9.14 下石黒



解 説
カヤツリグサ科
 本州から九州の湿った低地や田の畦に生える一年草
 根はひげ根〔左写真〕
 茎は細く高さ10〜30pで株になって生える〔左写真
 葉は緑色の細い線形で根元から群がり生えて茎よりは短い。質は軟らかい。
 花期は8〜9月。葉の間から多数の細い茎を出しその先に球状の小穂を3個つける。(上右上写真)小穂は緑褐色で長さ3〜5o。花穂の下には長さの異なる2本の長い包葉がある。包葉の長さは不同。鱗片は細い倒卵形で先端は尖って反曲している。
 果実は小さく鱗片とほぼ同じ長さの線状長楕円形で透明な小鱗片によって包まれている。花柱は先端が2裂している。
 名前の由来は小穂が「品」の字形に似ることによる。



 花穂の下の2枚の包葉
写真2009.9.14 下石黒