シロシタホタルガ
暮らしとの関わり
 石黒で、子どもの頃から時々見かけたガである。少し気味悪い感じもしたが、頭部が蛍に似ていることから深く印象に残っている。
 また、飛ぶと白い筋の紋様が回るように見える。幼虫は皮膚につくと炎症をや起こす有毒な液を出すといわれるが成虫もどこか触りたくない雰囲気のあるガである。

〔上写真2005.6.30 落合 右上写真2005.7.3上石黒 右下コピー画像〕
にとまった個体

写真2010.7.4下石黒


解 説
マダラガ科
 日本全土の山地にに分布する。
 開張50mm前後。6〜7月に現れる。体の特徴は、ホタルガに似ているが前翅にある白い縞状の模様が一直線に近い。〔ホタルガはV字形〕と後翅が広く白色〔参考画像→クリック〕であることで区別できる。頭部は蛍に似ている。
 幼虫は約25mmでなナマコ形。赤、黄、黒の配色でよく目立つのは持っている毒を誇示するためと言われる。サワフタギヒサカキなどを食樹とする。成虫は昼活動し花の蜜をすう。
 名前の由来は、はねの下が白いことによる。