ノコギリスズメ
暮らしとの関わり
 石黒では外灯の下でよく見られる。
 全体が銀ねずみ色の地肌をしている。はねの脈はオレンジ色で美しい。少し波うったようなはねと葉脈のような翅脈で枯葉の擬態のようにも見える。
 石黒には、ドロノキは確認していないがヤマナラシは分布しているので植樹は比較的多いと思われる。

(撮影2007.8.9下石黒)

解 説
スズメガ科
 北海道から本州〔長野県以北〕に分布。開帳80〜90o。
 はねの形に特徴があり他の種と容易に区別できる。よく見ると上翅の模様と下翅の模様とつながっているように見える。〔右上写真〕
 成虫は7月に出現する。
 幼虫の植樹はドロノキ、ヤマナラシ。
 棲息環境が限られ分布が局地的で個体数が少ない。宮城県では準絶滅危惧種に指定されている。