ドクガ
暮らしとの関わり
 ドクガは石黒では普通にみられるが、昔からあまり知られていないのはなぜであろうか。
 ドクガの成虫が灯火によってきて電灯の笠などにふれて体に付着した毒毛が落ちてきて皮膚に着くと炎症を起こすという。
 筆者はドクガに刺されて炎症を起こしたという話は希にしか聞いたことがなかったように記憶する。(今後確認したい)
 それにしても、たかが4pほどの毛虫に600万本もの毒毛を持つとは驚く。のみならずその毒毛がサナギ、成虫、卵にいたるまで付着し続けるという。
 また、幼虫の食餌植物は百数十種類にも及ぶというから驚く。
 今日〔2014.7.5〕の新潟日報に「県内ドクガ大量発生」の見出しで柏崎市の松波、荒浜地区を中心としたドクガの大発生を報じている。→参考資料新聞記事コピー
 松美町の筆者の玄関の網戸にも今朝一頭が止まっていたので処理したところだ。自分は被害にあった経験はないが、体験した人の話では相当苦痛であるとのことだ。

(撮影日2007.8.7上石黒  右下写真コピー)


             腹側の様子
写真2014.7.6松美町


解 説
ドクガ科
 北海道から九州に分布。
 開帳3〜4p。はねは橙色で前ばね中央に黄褐色の帯がある。
 幼虫は体長4pで黒色と褐色の毛でおおわれていて毒毛をもつ。おもな食樹はサクラクリ、クヌギ、カキ
など。
 幼虫時に生えた毒毛は一匹あたり600万本に達すといわれる。この毒毛がマユに付着しさらに成虫に付着して人畜に被害を与える。卵やサナギにも付着しているので注意を要する。


   網戸にとまったドクガ

写真2014.7.4松美町