ワラグツ | |
ワラグツはどこの家でも冬季には玄関に数足は備えられていた。ツッカケのように簡単に履けることも便利であった。 石黒では「クツ」と呼んだことからも最も普段使われた履き物であったと言えるであろう。 ワラグツは比較的に簡単に作れるように見えるが実際には意外と形を整えることが難しいとも言われた。特に履き口の部分を整えることが難しかったと聞く。また、右上の写真のような構造になっていることからも納得できよう。 また、底の部分を折り返して作ることによって湿り気が上がることを防いでいる 上の写真のようにモウソウダケの皮を敷いたものもあった。 ちなみに、筆者の家では、大晦日の夜に分家にあたる親類の人がワラグツを手土産に訪れる習慣があった。 資料→ワラグツの作り方−動画 参照→衣食住 |