バコウ(馬耕犂)
石黒では馬耕を使う人はそれほど多くなかった(耕地面積の多い家が主)。当時は深田も多く、ナリ(形)の悪い小さな田がほとんどであったためであろうか。
馬耕は
三本 鍬
や
マンノウ
で耕すよりも数倍効率が良かったので、耕耘機が初めて石黒に導入された昭和36(1961)年頃までは
一部の家で
使われいた。上石黒などでは、馬を飼っていた家では大抵馬耕をもっていた。
ちなみに
「百姓往来」
で「犁-からすき」という名で耕作の道具の四番目に挙げられている。
資料→田打ちと田こぎり