覚  用語の手引き
 







鯨尺


○九


揉み幅→縮んだ状態そのままで計測した幅の長さのことであろうか


道嶌→文字は常に見えるが道ではなかろうか。袴などの縞に「間道縞」「居合道縞」などが見られる。


尺丈


紺地


振袖向き→長い袖の部分だけ布の長さが必要→3丈6尺(約11m)


仕来り


筬(おさ


触れ


 
 
         覚
 一 縮揉み幅鯨尺九寸幅より不足に
   相成らず様
 一 揉み縮にて道嶌(島)並びに尺丈の儀
   鯨差二丈八尺より内に相成らず様
 一 揉み縮色嶌道嶋白縮紺地
   共に振り袖向きは三丈六尺より不足に
   相成らず様
  右機、前にてこれまで仕来りよりは
  尺幅共に余慶に筬(おさ)差し候様
 右は御触れの通りに御座候
 以前へは申し聞かせ下され度候 以上
 読み下し・用語の手引き文責 大橋寿一郎