半鐘注文の事 (北条村文書)  用語の手引き
   








半鐘


口差し渡し→吊り下げた場合の下部の口径であろう。


鋳落とす→鋳型を取り除き鋳物製品ができる事


鋳立


大窪村


鋳物師


西雲寺























   
   半鐘注文の事
 一 口指し渡し一尺二寸  極上半鐘一本
    この鋳落とし目十貫八百匁
   この代金五百一歩也
 右半鐘の義 この度貴殿へ鋳立相渡し申す上は
 相極めの通り随分念入れ□□□なし下され万一
 出来ずの時は幾度もいなおし極上に鋳立て
 出来の上 御渡し下さるべく 尤もその節 右代金相違なく急度相渡し
 申すべく念のためくだんのごとし
    寛政九年
     巳四月       西雲寺
               吉左衛門
  大窪村
   鋳物師
     小熊茂左衛門殿
  
 読み下し・用語手引き文責 大橋寿一郎