ウメモドキ
暮らしとの関わり
 石黒では未だ出会ったことはない。おそらく自生していないのであろう。
 市街地周辺では、稀に見られ、花は地味であり目だたず、秋に果実が赤く熟した頃に初めて人の目を引く低木といってよいであろう。
 筆者の観察では若葉は若干の赤味を帯びるようだ。
 今後、果実の成熟など観察を続けたい。
 昨日(2014.11.28)、久しぶりの晴天に恵まれ、午後から動植物撮影に出かけた。帰り道に田塚のウメモドキを訪れたところ、すでに葉は落ち果実は透き通るような色になっていた。
 思うに、ウメモドキの実が最も梅に似て見えるのは青い実にうっすらと色が付き始めたころではなかろうか。

〔写真2014.6.17 藤井〕


             芽吹きの頃

写真2015.4.21田塚

            赤味を帯びる若葉
写真2014.6.17 藤井


        葉脈上に密生する毛
   
 写真2014.6.17 藤井

              幼果

写真2015.6.17田塚

写真2014.7.15田塚


写真2014.8.1田塚

              色づく果実
写真2015.9.6田塚

写真2015.9.15田塚
写真2010.10.11田塚

            落葉後の果実
写真2014.11.28田塚

               冬の様子
写真2015.1.21田塚


解 説
モチノキ科
 本州、四国、九州の山中、湿地に生える落葉低木
 高さ2〜3mほど。雌雄異株。若い枝には毛がある。
 葉は互生し、1pくらいの柄をもち楕円形か長楕円形で先は鋭く尖り、基部はくさび形になっている。
 縁には小さな鋸歯があり、長さ4〜8p、幅は2〜4p。表面に少し毛がある。特に葉脈上にはやや長い毛が密生する。
 葉裏に毛のないものは「イヌウメモドキという。葉柄にも毛が見られる。
 花期は6月。花は単性花で淡紫色で稀に白いものもある。若い小枝の葉のつけ根にかたまってつく。雌花は1〜7個、雄花は7〜15個つく。
 ガク片は4〜5個で半月形をしていて縁には毛がある。
 花弁は卵形で長さ2.5mm。雄花には雄しべは4〜5本と退化した雌しべが1個。雌花には緑色の子房の周りに退化した雄しべが4〜5個ある。。
 果実は核果で球形でやく径5mm。枝に群がりつき
〔左下写真〕、晩秋から初冬にかけて赤く熟し落葉の後にも枝に残る。



       若葉

写真2015.4.21田塚

        鋸歯
写真2014.6.17 藤井

     つぼみの頃

写真2015.5.31田塚

       花から実へ

写真2014.6.22藤井

      果実拡大

写真2014.8.1田塚

    色づきはじめた果実

写真2014.8.15田塚

      果実と種子
写真2010.10.11田塚

      冬芽と葉痕
写真2015.1.21田塚