シラカンバ (シラカバ) | |
暮らしとの関わり 石黒では珍しい木である。元々、苗を植えたものであるかも知れない。子どもの頃には大野と下石黒に、径30p、高さ15mほどの大きな木があった。〔筆者の土地に生えた木であったが、昭和30年ころに畑が日陰となるため伐採して薪にした〕 現在、各集落の山を歩いてみても数カ所しかなく一カ所2、3本で、径20p以内の小木ばかりである。 〔写真2006.10.15 右2006.7.19 大野〕 夏の頃の様子 2012.7.12大野 落葉後の様子 写真2011.10.27大野 |
解 説 カバノキ科 岐阜県以東の本州、北海道に分布する落葉高木。 高さ25m。若木の樹肌は褐色であるが薄く紙状にはげて成木は真っ白となり目立つ。 葉は長さ4〜8pで互生し三角状卵形で先がとがり、縁には不揃いりの鋸歯がある。 雌雄同株で雄花は前年秋から枝の先につき春に開いて下垂する。雌花は春に枝の先につく。成熟すると長さ3〜5pの果穂となる〔下写真〕。 堅果は長さ2〜3oで翼をもっていて風に乗って散布される。成長は早いが寿命は短い。 材質は堅く木目も美しいので家具材に使われる。 名前の由来は白いカバノキの意味。
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