オオキツネヤナギ
暮らしとの関わり
 石黒では山道沿いや山の斜面に普通に見られる。粘りがあるので昔から春木のネジキにしたり、背負いカゴの枠に利用した。


〔写真2005.4.28 上石黒 上右下2007.5.23下石黒〕
解 説
ヤナギ科
 本州に分布。日当たりの良い丘陵から山地に生育する落葉低木。高さ1〜2m。
 花は春、葉が伸びる前に咲く。花穂の長さは3cm内外。色は、先の方が褐色で全体的に淡黄緑色である。
 葉は互生し、最初軟毛がある。後に楕円形でふちに小さな鋸歯をもつ。表面は濃緑色で、裏面は粉白色または、淡黄色である。葉の長さ3〜12cm、幅2.5〜5.5cm。葉柄の上面に浅い溝のあるのが特徴である。
 キツネヤナギとの区別は果実に毛を密生すること。
 名前の由来は花の色がきつね色のことによる。