センダイムシクイ

暮らしとの関わり
 石黒では鳴き声ばかりではなく、姿も時々見かけるが、体色が緑系統であり且つ小形であり、木の枝の中を飛び回っていることが多いためじっくりと見ることはできない。
 一回り小さく体色も若干異なるがウグイスと間違われることも多い。また、眉斑なども似ていることの外、一般に「ウグイス色」といわれる色に体色が近いことも間違われる原因であろう。
 12cm余の小さな体であるが、数千キロの渡りをするとは、こうした動物の能力に改めて驚嘆をせざるをえない。

写真2012.5.6松美町
ヒタキ科
 北海道から九州の各地で繁殖するが九州は少ない。
 全長12cmほど。体の上面は暗緑色で下面は白い。雌雄同色

 白い眉斑がめだち頭頂部にも淡白い斑紋がある(上写真)
 くちばしの上部は黒色、下は黄色(上写真)
 日本からアフガニスタンまで広く繁殖分布し、落葉広葉林にすむ・
 繁殖時期は5〜6月。コケ類などを使って巣をつくる。時にはツツドリなどに托卵されることがある。
 採餌は昆虫で主に樹上で捕る。
 冬季は、東南アジアで越冬する→参考地図
 鳴き声は「チィチョピー」と聞こえる。