オオセグロカモメ
暮らしとの関わり
 山間部の石黒に生まれ育った筆者には、海鳥に出会う機会は小学校高学年になって海水浴に鯨波海岸を訪れたときに出会ったウミネコが初めてであった。だが、ウミネコとは知らず、カモメと思い込んでいた。のみならず、大人になってから10年間ほど海釣りに熱中したが、それでもウミネコもカモメも区別がつかなかった。柏崎ではカモメが冬鳥であることを知ったのは、何を隠そう、昨日(2015.2.23)に鳥に詳しいHさんに教えてもらって初めて知ったというのが本当のところである。
 背が濃い青色のところは似ているがウミネコは、嘴に黒い部分があること、足の色が黄色であることなどで区別ができることを知った。
 また、子どもの頃からカモメは実際に見たことはなかったが、「美しく、可愛い鳥-カモメの水兵さん」というイメージを抱いていたが、先日、柏崎埠頭で水中で餌を捕えた餌をくわえて浮上してくるウミウから群がって奪い取る様子を見て驚いた。他の鳥のヒナも襲うというから中々獰猛な鳥なのであろう。
 今冬も終わりに近いが繁殖地へ渡る前に、もう少しじっくりと観察したいと思っている。

写真2015.2.23 柏崎埠頭


          群れて泳ぐオオセグロカモメ
写真2015.3.3柏崎埠頭

    オオセグロとウミネコ(手前2羽)大きさ比較
写真2015.3.3柏崎埠頭

 色とりどり-すべてオオセグロカモメのようだが(乞う-指導)
写真2015.3.3柏崎埠頭

      群れて飛翔するオオセグロカモメ
写真2015.2.23 柏崎埠頭

解 説
カモメ科
 北海道や東北の一部では繁殖していて一年中見られるが、他では冬鳥として海岸に飛来する。北日本には多く西日本では少ない。
 全長55〜67p、翼開帳132〜150pの大型のカモメ。頭、胸から腹部は白い。また、背中や翼上面は濃青灰色。嘴は黄色いで下嘴の先端に赤色の斑点がある。脚は淡赤色。
 食性は雑食で、魚類、昆虫、甲殻類、軟体動物、その他動物の死骸やほかの鳥の卵や雛、あるいはウミウ等が捕った獲物を奪ったりする。
 繁殖はコロニーを形成し沿岸部の岩礁や草原などに木の枝や枯草、海藻などを組み合わせて皿状の巣をつくり5〜7月に産卵し雛は孵化から40日ほどで巣立つ。生後4年で成長羽に生え変わる。
 名前の由来はセグロカモメより大型であることによる。



飛翔の姿-下方から-不適画像
写真2015.3.3柏崎埠頭

     幼鳥の飛翔
写真2015.3.3柏崎埠頭

      幼鳥の羽裏
写真2015.3.3柏崎埠頭

      淡赤色の脚

写真20150306柏崎埠頭