オナガガモ
暮らしとの関わり
 今年(2015)立春の翌日は、小春日和の晴れ間のある天気となった。鳥に詳しいH氏と番神の海岸から刈羽、西山の池に水鳥の観察に出かけた。
 番神海岸では、ウミウが十数羽、岩礁で休んでいる姿が見られた。
 西山の池では、H氏の指導のおかげでオナガガモに初めて出会うことができた。40mほど離れていて肉眼では体の様子はよくわからないが写真を見ると、美しくきりりとした形をしたカモである。
 夏冬異色の鳥であるのでカモは冬鳥として日本に渡ってくるので我々は派手な衣装(繁殖羽)をまとった姿を見ることのできる幸運に恵まれているといえよう。
 今後、メスの写真と求愛のディスプレイの様子を撮影したい。

写真2015.2.4西山町

                マガモとともに
写真2015.2.4西山町

             オナガガモの繁殖地

作成2015.2.8






解 説
カモ科
 冬鳥として日本には10月頃から3月頃まで全国で見られる。水量の多い、河川や湖沼、内湾などに棲む。
 体長は、オス61-75p、メス51-57pほど。雌雄異色。尾の長さはメスは雄よりも短いが他のカモのメスより長い。
 採食は夜間に水田や湿地や池のふちなどで嘴をいれて水草の種子や水生昆虫などを採食し潜水することはない。ハクチョウが餌付けされる地域ではその餌も食べる。
 繁殖期以外は集合性が強く、数百〜数千羽の大群となる。冬はつがいの形成期で1〜2羽のメスをめぐって求愛のグループディスプレイがよく見られる。