キジ
暮らしとの関わり
 キジは我が国の国鳥であるが狩猟鳥でもある。
 石黒では、ヤマドリはよく見られたがキジには出会ったことはない。だが、古老の話では昔は稀に見られたものであるという。ちなみに隣接地区の門出集落の鳥類目録〔かしわざき野鳥の会03掲載〕1973〜1982年には棲息が確認されている。
 柏崎市街地周辺や刈羽村周辺ではごく普通に見られる。特に、春の繁殖期には「ケーン、ケーン」と甲高い鳴き声を立てる。
 カモなどと同様にキジは、孵化するときはすでに羽に覆われていてすぐに歩くことができるという。筆者が越後線の電車を利用していたころには列車の窓から、7、8羽のヒナを引き連れて歩くキジを何度も見かけたものだ。
 上の写真は柏崎市街周辺で撮ったものである。周辺の農村では、庭先にまでやってくる。
 彼らは、本能的に住宅街周辺が安全であることを知っているのかもしれない。たしかに、市街地周辺の山間で出会うことは極めてまれである。

 資料ビデオ→今年初めて出会ったキジのつがい
 資料ビデオ-キジの親子
 資料ビデオ→キジ

〔写真上2013.5.26藤元町・右上2010.5.18下藤井 右上 撮影者 道郎〕


                出会いそして別れ


写真2013.5.26藤元町

               雄

             雌


写真2011.5.3下藤井

     人家の庭先に見られるキジ(雄)

写真2010.4.26下藤井
           水田の畔を歩くキジ

写真2015.7.12原町
解 説
キジ科
 日本全土に分布する留鳥。すみかは耕地、草原、低木林や林縁など。
 日本の国鳥であり狩猟鳥でもあるため毎年10万羽ほど人工増殖よる放鳥が行われている。
 しかし、放鳥されるキジの生存率は極めて低いといわれている。
 オスは全長80〜90pで尾が40〜50p。メスは全長55〜65pで尾は20〜30p〔左写真〕
 4〜7月ころに地面に浅い窪地をつくり草を敷いて、一腹8〜20個のクリーム色の卵を産みメスのみで〔保護色であるためか〕約22日間抱卵する。
 餌は穀物や種子、ミミズや昆虫などの小動物。



        雄−前
 写真上2013.5.26藤元町

       雄−後
 写真上2013.5.26藤元町

       雄-前

写真上2013.5.26藤元町

       雌−後
 写真上2013.5.26藤元町

    草むらの中で


写真上2013.5.8下藤井

      子連れ

 写真2015.7.12原町