キクイタダキ
暮らしとの関わり
 非常に小さい鳥で、なかなか目につかないが、石黒でもシジュウガラやコガラなどの仲間に混じって見られる。
 名前のとおり黄色い菊の花を頭にのせたような紋様がある。ルクセンブルグでは国鳥とされ、北欧で鳥の王といわれ愛されているという。
 しかし、あまりにも小さい体であるため、時には、昆虫のオオカマキリの餌食となることもある。〔参考画像〕

〔写真撮影者 道郎〕

解 説
ヒタキ科
 北海道から九州の亜高山帯で繁殖するが冬には山麓や平地に下りてくる。
 体長は9〜10p。体重は4〜5g。日本の野鳥では最も小さい。体は黄緑色で名前のとおり頭の上にキクの花を乗せたような黄色い羽がある。
 繁殖期にはつがいで生活し6〜7月頃に針葉樹林中の枝先にクモの糸を利用して巣をハンモック状に取り付ける。卵数は7〜8個。普段はヒガラやコガラなどに混じって生活していることが多い。餌は昆虫類。