ホオジロ | |
暮らしとの関わり 「一筆啓上仕り候」の鳴き声で昔から親しまれてきた鳥である。 石黒で春たけなわの頃に山で鳴き声が盛んにする。 石黒では、よく鳴き声は耳にするが、ホオジロの姿をまじまじと見たことのある人は少ないであろう。時には鳴き声をたどって杉の木の頂上などで鳴いていることが分っても遠いために姿をはっきりと確認できないことが多い。 市街地周辺でも最もふつうに見られる野鳥の一つであろう。 〔写真2005.7.6 板畑 左上写真 幼鳥〕 |
解 説 ホオジロ科 北海道では夏鳥、本州以南では留鳥または漂鳥。 全長17cm。スズメより少し大きく、尾が長い。全体が赤褐色で背面には黒い縦模様があり目の後方は黒い。雄は雌よりも褐色が濃い。また、雄は興奮すると冠部の羽毛を逆立てる。 地上または低木の茂みの中に椀型の巣をつくり4〜6個の卵を産む。雛は昆虫で養うが、秋から冬にかけての餌は植物質が中心となる。 鳴き声は昔から「一筆啓上仕り候」「源平ツツジ白ツツジ」といわれている。 冬には群れを成していることが多い。 さえずる姿 写真2009.6.1下石黒 子育て中のホオジロ 写真2009.6.19下石黒 後ろ姿 写真 2017.4.27下石黒
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