ウラジロアカザ | |
暮らしとの関わり 石黒では今のところ出会ったことはない。 上の写真は荒浜海岸て撮影した。鯖石川河口付近の防波堤の籠石の上に数株見られたが他には見当たらなかった。 株あたりの種子の生産量は8万個といわれているが、群生している姿を見たことはない。どちらかというと他の植物に対する競争力は弱い植物であるのかもしれない。 花は両性花と雌花をつけるといわれるが、拡大してみてもどれが両性花か雌花かは分からない(下写真)。さらに調べてみたい。 写真2007.10.1 荒浜海岸 真上から見た様子 撮影2012.8.27荒浜海岸 葉と花のつき方 撮影2012.8.27荒浜海岸 葉裏の粉状粒 撮影2012.8.29 花拡大写真(両性花・雌花は不明) 撮影2012.8.29 |
解 説 アカザ科 北海道から九州の主に海岸や造成地、埋め立て地などに生える一年草。 茎は地面を這うか斜上して小枝を分け高さ10〜30cmほど。 葉は互生し柄があり、葉身は卵状長楕円形〜披針形で長さ2〜4cm、幅5〜20mmほど。葉の先は鈍形または鋭くとがり基部はくさび形。縁には波状の鋸歯があり質は厚くて表面は新緑色で裏は粉状の粒が密生して(左写真)灰白色を帯びる。 花期は6〜9月。穂状花序を茎の先や葉の付け根から伸ばし両性花と雌花を混生させる。 ガクは2〜5裂し、花期には肉質で果実期には膜質となって残る。 種子は円形で平たく周囲はやや尖り赤褐色か黒色、光沢があり径0.7mmほど。 名前の由来はアカザに似て葉の裏が白色を帯びることによる。 赤味を帯びる茎の基部 撮影2012.8.27荒浜海岸 頭頂部の花のつき方 撮影2012.8.27荒浜海岸 |