テンツキ | |
暮らしとの関わり テンツキ属には多くの種類があり似たものが多く、同定に自信はないが上写真はテンツキかヒメヒラテンツキのどちらかと迷ったがテンツキだと思う。 撮影場所は大野集落の親子地蔵のあたりの田の畔である。 テンツキは変異の多い植物ともいわれる。今後、さらに観察していきたい。お詳しい方の御指導を乞いたい。 (写真2007.8.31 大野) 包 写真2010.8.7 上石黒 ひげ状の根 写真2010.8.7 上石黒 |
解 説 カヤツリグサ科 全国の平地から山地の日当たりのよい、やや湿ったところに生える一年草。 根はひげ状。茎の高さは15〜40pで葉より高い〔左上写真〕。 茎は長く直立して高さ30pほどあり葉より高くなる。包は大きく葉状で数本ある。 葉は細長くやや堅く下部はサヤとなりしばしば細毛がある。幅は1.5〜5o。 夏から秋にかけて花序の枝を出し2、3回分枝し小穂をつける〔上写真〕。小穂は卵形で5oほどで茶褐色で光沢がある。鱗片は卵形で先端は鈍く背線は緑色、先は微かにでっぱる(下写真)。 そう果は黄白色、押しつぶされた倒卵形で表面に格子状の紋がある。柱頭は扁平で先端は2裂する。 名前の由来はその小穂で点をつけ得るという意味、あるいは小穂が上向きなので天を突くという意味。 種子と鱗片 写真2010.10.20
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