タマゴケ

暮らしとの関わり
 石黒では、珍しい苔ではないだろうが、今のところ苔類は観察を始めたばかりなので何とも言えない。
 目を近づけてみると美しい苔である。葉の先端が糸状に尖っている。球体で長い柄をもって直立する胞子体の姿も針刺しに待ち針を指したようで面白い。
 
写真2012.4.25寄合


              自生の様子

写真2012.4.25寄合

              幼体

写真2012.4.25寄合

解 説
タマゴタケ科
 日本全国に分布。山地の地上、岩上、崖などに固まりとなって生える。やや湿った半日陰地を好む。
 茎の長さ4〜5p。直立または斜めに立ち上がり、表面は褐色の仮根で覆われる。枝分かれはしない。
 葉は線状で長さ5〜8o。乾くと多少巻く。中肋は葉の先まで届く。胞子体はよくつけ、赤褐色で長さ2〜3pの柄の先に球形の凵kさく〕をつける。凾熾ソも初めは緑色だが熟すと黄褐色となる。



ショウジョウバカマの幼体を囲む

写真2012.4.25寄合