スズメガヤ | |
暮らしとの関わり 石黒では、農道や畑の脇などに生えているが春から夏にかけてはほとんど目を引かない。 スズメガヤが俄然目立つのは秋、それも種子散布後である。特に夕方山道を歩いていると夕日の逆光の中では絶妙の景観を呈す。→参考画像 腺点から出る一種の匂いがあるというが今後試してみたい。 写真2007.10.18板畑 花穂の形 種子散布後の様子 写真2007.10.21下石黒 根と基部で少し曲折して斜上する茎 写真2007.10.21下石黒 |
解 説 イネ科 日本全国の日当たりのよい草地、道端に生える一年草。 茎は、株立ちし下部でわずかに曲折してして立ち上がる(左上写真)。高さ20〜60p。節間の上端近くに環状に腺点がある(下写真)。 葉は茎にまばらに互生し線形でやや内側に湾曲する(上写真)。 花期は8〜10月。茎の先に円錐花序をつける。 小花の最下の一対は包穎で長さが異なる。それより上は護穎で二つ折りとなり中央に竜骨がある(下写真)。その内側にある内穎は護穎より短く2脈がある。 果実は長さ0.5〜0.6oの卵球形でやや赤色を帯びた褐色(下写真)。 名前の由来は小さなカヤの意味。 腺点 写真2007.10.21下石黒 小穂 写真2011.10.21下石黒 種子 採取2011.10.21下石黒 |