シシガシラ
暮らしとの関わり
 シシガシラは、石黒で普通に見られるシダである。おもに林の縁などの斜面に見られる。
 雪深い石黒では、冬の崖で緑色の葉を広げたシシガシラを目にすると、なぜかほっとする気持ちになったものである。(左下写真)
 春に放射状に出た羽状の葉が美しい。とは言え石黒では、この草の呼び名が伝わっていない。
 どうやら、昔は、役に立たず、さりとて害にもならずという野草は、すべて「草」という名にひとまとめにされる運命であったようだ。

写真撮影日 上2004.10.12 落合 右上2006.6.9下石黒


            シシガシラの群生

写真撮影日2004.11.5落合

                 新芽



撮影日2010.5.18落合

  シシガシラの塊状の根(葉は新しい栄養葉)

写真撮影日2007.5.23下石黒

       胞子葉をつけたシシガシラ

写真撮影日2005.10.12下石黒
      

              幼苗

写真2009.11.24下石黒
解 説
ウラボシ科
 日本全土のどこにでも見られる常緑の多年草日本特産種
 根茎は大きな塊状で(左下写真)斜めに立ち上がる。
 葉は常緑性で半日陰の斜面を好み地面に伏せるように放射状に葉を広げる。新芽は立ち上がる。
 栄養葉の長さは30〜40p、幅3.5〜6p。やや斜めに出て柄は短い鱗片をもつ。
 胞子葉はほぼ栄養葉と同時に出で長さ40〜50p、長い柄をもち、中心から直立して葉幅は狭い〔写真左下〕
 胞子は胞子葉の裏側に付きそれを羽片の両側が巻き込むように包む。(下写真)
 名前の由来は葉を獅子のたてがみに見立てたもの。




    栄養葉と胞子葉


 冬にみかける枯れた胞子葉

撮影日2008.2.9下石黒

   胞子を包み込む羽片

撮影日2005.10.11下石黒


  中脈(中肋)の表と裏


写真2005.10.11下石黒

  雪の中のシシガシラ

写真2009.3.7下石黒