オオタチツボスミレ | |
暮らしとの関わり オオタチボスミレは、石黒ではブナ林の周りの谷筋などで多く見かける。また、山道沿いの林床にも普通に見られる。 春、葉の付け根から花柄を出して花をつける。タチボスミレの仲間は区別が難しいが、葉の形と鋸歯、托葉が櫛歯状に深く裂けていること、距〔花の後ろに飛び出た袋状のもの〕が白いことと、などからオオタチボスミレと同定した。 ご指導を仰ぎたい。 〔写真上・右上2005.5.6上石黒 右下2004.4.6下石黒〕 葉脈の凹みと花の白い矩 写真2005.5.6上石黒 |
解 説 スミレ科 北海道から九州北部の主に日本海側の多雪地帯のやや湿り気のある所に生える多年草。 茎は斜め上に基部から束生し高さ15〜20cm。 葉は丸いハート形で葉脈が凹んでいる。〔上写真〕托葉に櫛のような切れ込みがある。(右上写真) 花は中輪で普通は淡青色、矩(花の後ろの角状のもの)が白い。 また、一般にタチツボスミレに比べ草丈も大きく茎も太いが小型の個体もあり大きさでは区別は難しい。 くし状に裂けた托葉 写真2011.7.17下石黒
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