ミョウガ


暮らしとの関わり
 昔からミョウガはどこの家でも家の周りに植えておいて主に花を薬味や漬け物として利用した。子どもの頃よく味噌漬けを食べた記憶がある。
 昔は、ミョウガを食べ過ぎると物忘れをするという俗信があった。
 現在では村の周りに半自生している。また、遠山の田畑のまわりに植えられたものも野生化していているので自生の範囲は広い。
 石黒に生えているミョウガを観察すると、8月の中旬に開花する種と9月中旬以降に開花する種がある。
 ミョウガの果実〔液果〕は希にしか見られないが、ときには写真のように多く結実することがある。→参考写真

(写真2007.10.1 寄合 右上写真2009.8.12下石黒
右下写真2008.11.31下石黒)



            出 芽

   撮影2009.6.11下石黒(多雪年) 

               夏のミョウガ

撮影2007.8.25下石黒

              つぼみから花へ


          ミョウガの花

撮影2009.8.21下石黒

    食用にするミョウガの花芽

撮影2008.9.23下石黒

       果肉が開く前

撮影2009.10.13下石黒 政栄
 

             晩秋のミョウガ

 写真 2018.11.3 下石黒    

解 説
ショウガ科
 自生状態のものもあるが普通栽培される多年草。独特の芳香がある。高さ40〜100p。
 茎は地中にあり、白黄色で横に伸び白色の地下枝を出し太くうろこ形の鞘がある。繁殖は主に地下茎の枝を伸ばしてする。根はあらくヒゲ根状。
 地上部の茎に見えるものは偽茎〔※葉柄(葉のつけ根部分)の下部が鞘状になっていて、これらが互いに重なりあって、あたかも茎のように見えるもの〕
 葉の長さ20〜30p。幅3〜6p。
 花は8〜9月に、地下茎の先から、長さ5〜6cm程度の鱗片状の葉(→一般にミョウガと呼び食用にする部分)に包まれた花穂を出す。苞の色は、環境の違いによって、淡紫色〜緑色まである。
 この多数重なった苞の間から淡黄色の花を咲かせる。花は1日花。(左・上写真)
 ミョウガは、雌雄同株で、花には雄しべも雌しべも揃っている両性花だが種子を形成することは非常に稀。運良く受精すると、液質の朔果(さくか−乾燥している果実で果肉の部分が無い)を形成する。
 この朔果は、縦に3裂して反り返り果皮の内面は鮮やかな赤色のため赤い花のように見える。その中にある種子は黒色で、白い果皮に包まれている〔下写真〕
 若芽と花序は食用にする。
 名前の由来は、古名をメガと言い日本名をメウガと呼んだことによる。



   花芽を出したミョウガ

撮影2009.8.21下石黒

          花
写真 2016.9.25下石黒

       果実期

写真2009.10.31下石黒

    ミョウガの果肉と種子 採取者 大橋タキ 2008.10.31下石黒

     葉の形と表裏
 写真2014.7.16 下石黒