ミゾホウズキ
暮らしとの関わり
 石黒では希な植物の一つである。よく観察すると上部の葉には柄がないが下部の葉には柄がある。
 上の写真は上石黒の屋号横手の近くの溝の周りで撮った。今回は開花した花の拡大写真が撮れなかったが来年は撮ってみたい。
 今日(2007.10.2)落合集落で開花した花の拡大写真が撮れた。

(写真2007.9.3上石黒 )


            花期から果実期



           花の拡大


写真2007.10.2上石黒

解 説
ゴマノハグサ科
 北海道から九州までの山中の湿地に生える多年草
 茎の長さ10〜30p。茎は無毛、断面が四角形で柔らかく分枝して斜上して広がる。下部の節から白いヒゲ根を出す(下写真)
 葉は対生し下部のものは短い柄をもち、上部のものは無柄。長さ1〜4p。幅0.5〜2p。
 6〜8月に上部の葉の付け根から花柄を出して一つの黄色の花をつける。(上右写真)
 ガクは筒型でがある(左写真)
 花冠の先端は5裂して唇形となる。筒部内面の上側に毛状突起がある。2本ずつ長さの異なる4本の雄しべをもつ。
 果実は長楕円形のさく果でガクに包まれ多数の種子をもつ。
 名前の由来は溝に生え果実がホウズキに似ることによる。(上下写真)



    四角の茎とひげ根


写真2007.10.2上石黒

   ホウズキに似た果実
写真2007.10.2上石黒