マルバマンネングサ
暮らしとの関わり
 石黒では、昭和30年代までは見かけることはなかったが、その後所々で見かけるようになった。日当たりのよい石垣などに繁茂している。
 2005年の春、下寄合集落の入口で石垣を覆ったメノマンネングサの花の群生に目を奪われた。
 星形で黄金色の花は、近寄ってみるとなかなか美しい。
 畑の縁に生えることもあるが特に強害草というほどではないが抜き取っただけでは中々枯れないので注意を要する。

(写真上・右上2005.6.18 寄合 右下2005.5.4 下石黒)

解 説
ベンケイソウ科
 北海道を除く日本全土の日当たりのよい石垣などに群生する多年草
 茎は丸みのある四角形で高さ8〜15p。葉は細く肉厚で長さ5〜12o。花をつけない茎はひげ根を出しながら横にはう。
 葉は対生し長さ1p内外で多肉質。
 花期は5〜6月ごろ。茎が立ち上がり多数の花をつける。花はベンケイソウ特有の黄色い星形。
 名前の由来は、丸い葉で多肉であるためつみ取っても枯れずに生き残ることによる。