マツバトウダイ
 
暮らしとの関わり
 一昨日(2018.4.25)市街地の道路をあるいていると、元屋敷跡の石垣付近に黄色い花が沢山咲いているのが目についた。近づいて、観察すると今までに出会ったことのない植物であった。高さが30pほどのものから、小さなものは5〜15pほどのものもある。
 花の形を見ると数段に包葉がみられることから、トウダイグサの仲間ではないかと思った。
 帰宅後にWEB上で調べるとやはり、マツバトウダイという草であることが分かった。帰化植物図鑑などによると本州中部以北の道端、草原に生えるとあるが、柏崎市街地周辺の庭以外で出会ったことはない。

写真 2018.4.25 長浜町


               小群生
写真 2018.4.25 長浜町
               花 序
写真 2018.4.25 長浜町
              種子散布後
写真 2018.6.10 長浜町


解 説
トウダイグサ科
 ヨーロッパ原産の多年草植物で痩せた日当たりのよい荒地を好む。日本では1959(昭和34) 年に群馬県で初めて帰化が認められた。
 茎は株立ちして、高さ30〜50pほど。葉は線形で密生して互生し、茎上部では輪生となる。
 花期4〜8月。枝先に散形状の花序をだし、黄色い花をつける。色は黄色、苞葉は緑色から黄色で腎形、花の周りをカップ状に包むトウダイグサ特有の形をしている。
 果実は3本の鈍いがある。
名前の由来は葉が細いことからマツバに似ることによる。



         幼株写真 2018.4.25 長浜町

       果実期へ
写真 2018.5.21 長浜町

        果実期
写真 20187.8 長浜