コシノチャルメルソウ | |||||||
暮らしとの関わり 昔から石黒に自生していた草であろうが、今にして初めて知った植物のひとつである。 果実は、ラッパ状に開き色も淡い桃色であるため花のように見える。この形がチャルメラに似ていることからチャラメルソウの名がつけられた。 花は右上写真のような独特な形をしている。小魚の骨のような形をしたものが花弁である。 葉は黒ずんだ濃い緑色でごく目立たない草のひとつである。 新潟県が分布〔富山・新潟・山形〕の中心であることから県の特産種に指定されている。 (写真上・右下2005.5.19寄合 右上2005.5.3板畑) 幼苗 写真2009.4.5寄合 つぼみから花へ 写真2009.4.5寄合 つぼみと花 写真2009.4.5寄合 果実〔名前の由来となった形〕 写真2005.5.19寄合 葉の両面の長い毛
沢沿いを好む野草たちと (ホクリクネコノメソウ・ウワバミソウ・ゼニゴケ・アズマシロカネソウ他) 写真2005.5.19寄合 |
解 説 ユキノシタ科 新潟県、富山県東部の山地、沢、林などの湿り気の多い日陰に自生する多年草。 根茎はやや長く横にはい先端から根出葉をだす。 葉の長さは3〜6p、幅3〜5p。5〜7に浅裂し鋸歯がある〔下写真〕。両面に白色の長い毛がある。葉柄は長く3〜10pで赤褐色の長毛が密生する〔下写真〕。 花期は4〜6月。花茎は数本立って高さ30〜60pで長短二様の腺毛がある。上部に径7〜8oの花を多数つける。ガクは三角形に5裂し魚の骨のような花弁が5個つく。(写真右上) 果実がラッパ形でいわゆる中国のチャルメラに似ていることでこの名がついた。(左下写真) 葉 写真2005.5.19寄合 葉柄の長毛 写真2009.4.5寄合 花 写真2009.4.5寄合 花茎の長短2種の腺毛 写真2005.5.19寄合 基部 写真2005.5.19寄合 根茎 写真2005.5.19寄合
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