コヒルガオ | |
暮らしとの関わり 石黒では、ほとんど見かけない。 上の写真は松沢川と石黒川の合流付近で出会った。その場所は、道路工事が行われ所で、砂と赤土が置かれて跡であった。おそらく、コヒルガオの種子が土砂と一緒に持ち込まれたものであろう。 とにかく石黒で出会ったのは初めてである。 付近で普通にみられるヒルガオに比べ花は一回り小さく色も淡く可憐である。 資料→ヒルガオ・ハマヒルガオとの比較 このところ(2018.8)、記録的な少雨と暑さ(西日本では40度を越えた記録も報じられている)が続いているが、植物の逞しさには驚くばかりである。今朝の散歩の途中、国道8号線の縁石の隙間に生えたコヒルガオがつるを伸ばし花を咲かせている。数年前には、このあたりにハマヒルガオの花が見られたが、焼けるような海岸の砂上に生きる種であれば、と驚きもしなかったが、コヒルガオにも、このような乾燥と高温に耐える能力があることが意外であった。 (写真2007.7.19 寄合) コヒルガオの花期 写真2007.7.19 寄合 雄しべと雌しべ 写真2007.7.19 寄合 互生する葉 写真2007.7.19 寄合 歩道の縁石の隙間に生えたコヒルガオ 写真 2018.8.12 松美町-国道8号線歩道 |
解 説 ヒルガオ科 本州、四国、九州の草藪や道ばたに生えるツル性多年草。 葉は互生し長い柄があり、ほこ形で基部は耳形となり左右に張り出している〔上左写真〕。 この葉の側片が裂けていることがヒルガオとの区別点の一つである。その他、花柄にギザギザがあることも区別点〔下写真〕。 花期7〜8月。花はヒルガオに似るが小型であり、色も薄い。ガク片は5個、外側から2個の緑色の包葉が囲んでいる。 花冠はろう斗形で径3〜4p。雄しべは5個、雌しべは1本ともに筒の中にある〔左写真〕。 結実することは希であり根茎で増えて畑の害草となる。 名前の由来は小さいヒルガオの意味。 幼苗-1 幼苗-2 写真2007.5.18 寄合 ヒルガオとの見分け方 @葉の側片の裂け A花柄にギザギザ 花のつき方 写真2018.8.12藤元町 花冠の様子 写真2018.8.12藤元町 |