アイアスカイノデ
 上の写真は平井で撮影した。オシダと思ったが葉の幅がやや狭くスマートに見える。掘割状の道上の傾斜地でやや暗いところに生えていたが葉の表面が艶やかであることが遠目にも分かった。
 WEB上で調べてみるとアイアスカイノデという初めて聞く名前のシダであった。
 しかし、WEB上の植物図鑑では、葉柄の基部の鱗片には鋸歯があると記されているが、手元の写真では確認できない。機会を見て再訪して確認したい。
 石黒に自生しているかどうかは未だ確認していない、是非、今後確かめてみたい。

写真2007.10.1 寄合


               全体の姿

写真2014.5.20平井

     葉の全体のよう-葉柄より葉身の方が長い
写真2014.5.20平井

             葉裏と胞子嚢
写真2014.5.20平井

             羽片の裏表
写真2014.5.20平井


解 説
オシダ科
 本州(岩手県以西)、四国、九州 平地や低山地に分布。常緑性。
 高さは50〜100p。
 根茎は短く斜上して塊状葉柄葉身よりやや短く(左下写真)基部には狭披針形、栗色〜暗褐色で全縁の鱗片が密生しする。上部に行くに従い鱗片の幅は狭まり最上では毛状となる(上写真)。基部の鱗片は中心部が濃い褐色で辺縁との色の違いが明瞭である(下写真)。
 葉表面は、光沢のある深緑色の硬い草質で、イノデの中ではより細長く葉を伸ばし、立ち上がるように葉を開く。
 胞子嚢群小羽片の辺縁寄りにつく。小羽片は全縁または浅裂的で、のぎ状突起がある。



 小羽片と胞子嚢のつき方写真2014.5.20平井

    葉柄と鱗片のようす
写真2014.5.20平井

  葉柄基部の鱗片の紋様
写真2014.5.20平井