サカハチチョウ | |
暮らしとの関わり サカハチチョウは、石黒では普通に見られるチョウである。 夏型と春型の違いは著しい。こんなチョウは他にいるものであろうか。→※上写真の左が夏型 右が春型である。 アカソに産卵するというが、アカソは石黒では普通に見られる野草である。これからはアカソに注意して、産卵と卵、幼虫に注意して、ぜひ、出会いたいものだ。とくに、サカハチチョウは、卵を積み重ねて棒状にして産むと聞いているので、出会いの訪れを今から楽しみにしている。 写真上・右下 2005.7.15.上石黒 右上・上2005.6.18下石黒(春型) キリンソウの花の蜜をすうサカハチチョウ 撮影日2006.7.21板畑 ヒヨドリバナで吸蜜する個体 写真2016.7.16下石黒 |
解 説 タテハチョウ科 北海道から九州まで分布し山地に多い。 年2回発生。開張4〜4.5p。体の特徴は前羽と後羽の真ん中を通る白い帯が逆さの八の字の形をしている〔夏型〕。 また、春型〔右上写真〕と夏型〔左写真〕があり春型は小型で羽の色はオレンジ色であるが夏型はやや大きく羽色は黒褐色の部分が多い。オスに比べメスがやや大きい。 成虫はミヤマケナシシシウドの花などに集まる。幼虫はアカソ、イラクサなどを食草とする。卵はアカソに産む。サナギで越冬する。 名前の由来は羽の逆八の字による。 拡大写真 写真2016.7.16下石黒 |