タマキクラゲ
暮らしとの関わり
 先日(2015.4.8)、木の芽吹きを撮影に出かけるると林の縁でコナラの枯れ枝に沢山発生した小型のキクラゲに出会った。帰宅後、WEB上で調べるとタマキクラゲというキノコであった。
 もともと花びら状のキクラゲは美しいものも多いが、タマキクラゲもこのように枯れ枝全体につくと見事なものだ。
 また、なぜか、イボタノキについたイボタロウムシの巣を連想した。色は異なるが枝へのつき具合がよく似ているせいであろうか。

(撮影日2015.4.8茨目)


撮影日2015.4.8茨目

解 説
ヒメキクラゲ科
 春から秋にブナ科の枯れ木に発生する。
 ゼラチン質で直径1〜2pほど。球形、耳状、座布団状など多様の形状が見られる。
 色も赤褐色、灰褐色、黄褐色など様々である。
 乾燥するとしぼんだ状態となるが雨がふり水分を吸うと一気に膨らむ。大きくなると隣同士が重なるが癒着することはない。
 茹でて食用になるが無味無臭。
和名は「玉木耳」。



 表面に粒粒があるもの
撮影日2015.4.8茨目