カノシタ
暮らしとの関わり
 石黒の雑木林にたまに見かけるキノコである。食用となることは今回調べて初めて知った。
 針状の突起のあるヤマブシタケは昔から「ウサギタケ」と呼び食用としたがカノシタ、シロカノシタなどは方言名も伝わっていない。
 学研の「日本の毒キノコ」には「食とされるが要注意」と掲載されている。(右欄解説下参照)
〔写真 2006.1.24 寄合〕


解 説
カノシタ科
 ブナなどの広葉樹やマツの混じった雑木林の林床に生じる。
 傘は低い山形、または不規則に高低がある。傘の径は5〜10p。表面は卵黄色〜肌色で肉は白くやわらかい。
 茎は傘の中心を外れつき、裏側から茎の付け根にかけて針状の突起に覆われる。針の長さは1〜6oで触るともろく折れやすい。
 食用となりバターでいためたりクリーム煮などの食材として利用される。
 しかし、細胞毒性を示す化合物が含まれていることが分かったので要注意。