ドクササコ
暮らしとの関わり
 鮮やかな黄褐色でよく目立つ。一見、食べられそうな感じであるが、猛毒で要注意とのこと。
 石黒では、広葉樹林にしばしば見かける。別名「ヤブシメジ」とも呼ぶそうだが、それほどの毒があるなら「ドクササコ」が断然ふさわしいであろう。
 上の写真は、筆者の家のナメコの原木のまわりに発生した。ナメコも出始めていたので採取するときに混じらないように注意した。

〔写真2006.10.17 下石黒〕
ドクササコの群生
写真2008.10.28下石黒

解 説
キシメジ科
 秋、竹藪、笹藪、広葉樹林の地上に生える。
 傘の径は5〜10p。中央はじょうご形にくぼみ,縁は内側に巻く。
 表面はオレンジがかった褐色。
 柄は3〜5pで、色は傘とほぼ同色で、基部は白い綿毛状の菌糸で覆われている。〔上の下写真〕

 香りもよく味もおだやかなため食用きのこと間違えられることが多い。誤食すると4〜5日後に手足の先が赤く腫れ激痛が1ヶ月以上続く。
 猛毒

    ドクササコの傘裏
 写真2008.10.28下石黒