ジュラルミン製ツバガマ | |||
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敗戦後、ジュラルミン製のツバガマが普及した。鉄製のツバガマに比べ軽いことが好まれた。 原料のジュラルミンは、戦時中に零式艦上戦闘機(ゼロ戦)などの飛行機用資材として住友金属が、海軍航空廠の要請により開発した合金であった。 筆者の家でも購入したが、白銀色の美しいジュラルミン製つば釜は、子供心に何か新しい時代の到来を予感させるものであった。 しかし、筆者には分からなかったが、炊いたお米の味は鉄製の釜の方が美味しかったと聞いている。 ただ、子供であった筆者が憶えているのは鉄製に比べ軽く、縁を叩くと良い音がしたことを憶えている。横に細かい線が入っていたような記憶もあるがどうであろうか。 補説資料→ツバガマ (指導−矢沢清吉) |