ツバガマ 
 昔は、ご飯をかまどを使ってツバガマで炊く家と、囲炉裏でナベを使って炊く家があった。ツバガマは分厚い鉄を使って作られている上に重い木製の蓋によって米を良く蒸らしおいしいご飯を炊くことが出来た。
 太平洋戦争後の鉄不足の頃、ゼロ戦等の飛行機の用材ジュラルミンを使ったつば釜が普及したが、軽量で見た目も良かったが、炊き上がったご飯の味は鉄釜より劣るといわれた。
 筆者が小学生のころ我が家でも購入したが、初めて、ジュラルミンのつば釜の新品を見た時にはまぶしいほど美しかった。叩くといい音色を出したことも覚えている。
補説資料→ツバガマ