たかばた〔高機〕
高機〔たかはた〕は手織りの織機具で、地機〔じばた→イザリ〕機に対して高機と呼ばれた。イザリよりも構造が進歩し複雑な織物も織ることができた。 　また、高機は、縦糸が床と水平に張られていて腰掛けた状態でおこなう足踏み式織り機である。 　現在の石黒では、イザリも高機も完全な形で残っているものはない。しかし、石黒は縮布の生産が盛んな土地〔参考資料〕であったことから、かつては高機も使われていたのではないかと想われる。 聞き取りを続けて行きたい。 　→古文書集荷控−大橋正男文書から