いり鍋

 昔は、豆を煎って石臼で挽いてきな粉をつくったり、大豆を炒って黄な粉を、小豆を煎ってコウセンを作ったりした。
 また、ゴマあいなどの料理のときにはゴマを煎った。
 いり鍋は普通の鍋よりも厚い鉄で出来ていて重いものであった。
 しかし、どこの家にもある物ではなく、たいていの家では普通の鍋を使って煎った。
 筆者の家にはなかったように思う。
〔指導−大橋由勇〕
資料→いり鍋と昔の料理の思い出