電  灯     
 昭和20年代までの電灯は、きわめてシンプルであった。上の写真のように白い笠がついていてソケットに右の写真のようなひねって点けたり消したりするスイッチがついていた。
 上の写真のソケットには差し込み口がついているので比較的新しいものである。差し込み口は冠婚葬祭のときなどに隣の部屋に電灯を引くときに使った
 石黒に配電が始まった頃(1923)には、一軒の電灯数は1~3灯であった。座敷の電灯には30ワット、ニワやミンジョ〔台所〕には10ワットの電球が多く使われた。座敷の電灯以外は裸電球が普通であった。
 配線は右上の写真のように天井張りされていた。

参考資料→衣食住 電灯