昭和7年 婚礼ノ御客人数控ヘ   (大橋一成家文書)  読み下しと備考
   ○結婚式期日は3月22日とある。農繁期を避けて3月頃に行われることが普通であった。


○時代的背景
・満州国建国宣言
・5.15事件 犬養首相暗殺
・石黒村、門出村と往年の入会地争議に関する約定書取り交わす
・ソバ1杯→7銭

  
(昭和の年表)
        記

昭和7年3月22日祝儀御客

一人 大橋幸雄
一人 大橋作太郎
一人 大橋留八
一人 家内一同  大橋恭治
一人 大橋藤助
一人 大橋勇助
一人 大橋長五郎
一人 大橋貞次郎
一人 大橋寅蔵
一人 大橋斧吉
一人 大橋竹松
一人 大橋和助
  一人 大橋健蔵
一人 大橋不ニ男
一人 大橋高松
一人 大橋義太郎
一人 大橋禎助
一人 大橋仁太郎
一人 田辺高松
一人 大橋末蔵 母
一人 大橋伊太郎
一人 田辺庄人
一人 大橋元栄
一人 大橋三太
一人 大橋原作
一人 大橋豊作
一人 大橋慶次郎
一人 大橋彦之丞 

     他村客
一人 上石黒 田辺信太郎
一人      小堺兵衛司
 
 ※以下中略


 
駐在巡査
一人 相馬満作


○木沢→野田の木沢であろう
○小貫→現在の十日町市・居谷に近い集落
○寺田
現在の十日町市
    一人 校長 中林
         中林トキ
一人 田辺勇五郎

一人 大橋信義
一人 渡辺利道
一人 中村嘉藤治
小計 十人
二人 内
二人 東京
一人大橋益之丞
総計六十六人
内訳
本膳 九人
三十三人
他村 十人
小計五十二人
二十四日昼

十ニ人
合計六十二人
     朝ノ客数
一、九人 嫁の一行
一、十人 他村客
小(※小計) 十九人
  記
大橋幸雄

右同 前の婦

※以下中略
小計十六人

合計三十五人

※朝ノ客数は、いわゆる石黒では「ばばよび」あるいは「茶よび」と呼んだ振る舞いの客数であろう。この席では花嫁もお酌をするなど仲間入りの挨拶をした。
そこの主客は、近所の家の主婦で、そこに前夜宿泊した嫁の一行と他村のお客が加わり都合計35人となった。
   
    
本膳 四十人前
翌朝 三十五人前
勝手まで総計五十五人
立食
八人  一行
一人  主人

六人
計十五人


立食→嫁の親などの一行が帰るときに出される食事であろう。
立ち酒
          記
 
祝儀貰受け覚え帳
・一金一円也と手ぬぐい一筋 下石黒 大橋□□
・一上酒一升、反物一反
 太野 大橋□□□の妻
・一金五円也 役場官吏一同
・一金三円也・末広一対 学校職員一同
・一金六十銭、手拭一筋 大橋
□□
・一金一円也、、末広一対、真綿 寺田 田辺□□
一、晒し、足袋一束 池田□□
一金一円也 真綿にザル、手拭、明シ2丁、線香2
小貫 小山□□□
一金二円也 □半尾、菊に
もぞく 木沢 山田□□
金ニ円也 末広 媒介人 小堺
一金 々(金額左に同じ) 茶  姉 
一金 々 末広 田辺□□
一金 々 茶     母
一金 々 末広 親類総代
一金 々 反物 一反 嫁
一金一円 晒し タビ 翌日一円 タオル 髪結い並びに共
一金一円 田辺□□
一金一円 田辺□□

前日荷負へ
一金三十銭ニ手ノ拭一筋ずつ
 々 大橋□□□
 々   田辺□□□
 々   菅井□□
 々   田辺□□
 々   田辺□□□
合計金一円五十銭也
一金五十銭 小風呂敷
竹平前菓子屋
一金三十銭 □□ 母
ケダシ(?) □筋
 
 
 読み下し・備考欄 文責 大橋寿一郎