本文 №4   意訳文 (茶色文字下解説参照)  読み下し文
 
が入り、持主、名主、測量を請け石盛(こくもり)分米、厘付(りんづけ)、田畑の上中下、町反畝歩、迫地(はくち)熟田、日陰やひなた、広狭(ひろせま)、長短や甲乙や多少、空(くう)売高考える。
災害によって地味が悪くなったり水害や干ばつに対する手当は水溜池、河筋は

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 入り、持ち主、名主御縄を受け、こくもり(石盛)、ぶんまい(分米)、厘付(りんづけ)、土地の上中下、ちょうたんせいぶ(町反畝分)、はくち(迫地)、じゅくた(熟田)、こかげ(木陰)、ひなた(日向)、ひろせま(広狭)、ちょうたん(長短)、甲乙、多少、くううりだか(空売高)、変地の盛衰を考え、
 用語解説
名主→村方三役(名主・組頭・百姓代)の頭=庄屋・肝煎

石盛-こくもり→検地により決められた田畑・屋敷地の一反あたりの標準収穫量つまり石高の算定基準 =斗代

分米-ぶんまい→
検地によって定められた田畑の等級別石高のこと。石盛×反数で算出。

厘付(りんづけ・りんつけ)→年貢の率のことで石高に年貢率(免)を掛けてその年の年貢を決める。その率を割~厘までとしたこといでこの呼び名がついた。=免付
迫地(はくち)→やせた土地

熟田→よく肥えた田
 

空売高-くううりだか→江戸時代の初期には米の空売りは死罪をもって禁じられていたが、八代将軍吉宗の時には、大阪の米会所(取引所)が認可された。