板畑 熊野社(熊野三社)

o祭神 伊弉諾尊(いざなぎのみこと)
o例祭日 4月15日
o由緒
創立年月は不詳。天和3年(1683)の検地帳には、「12間、8間、3畝6歩の宮建之有り、天保4年(1833)5月勘定所届出徐地4斗5升、文政3年(1820)再建す」とある。 
 
 撮影 2007.5.3
当初、板畑集落63戸の産土神(ウブスナガミ→生まれた土地の守護神)として祀られたという。
 昭和12年の氏子数は56戸。
 昭和24年に地滑りのため現在地に移転した。
集落図-板畑-備考

 御神体は1本作りで2神像である。男女神像で彫りも浅く、南北朝時代以前のものだという。
 狛犬は、両足に若干の腐食が見られるが形態からみて鎌倉時代のものと推定されている。
 
 2008.4.15祭礼

 社殿正面の彫刻は山村には希に見る立派なものだと評されている。


※神社名については、昔から村人の間では「熊野三社」と呼ばれてきた。神社入り口に掛けられた表札にも熊野三社とある。(下写真) しかし、県神社庁の神社名一覧では「熊野社」とあることから、ここでは熊野社に統一した。



資料→熊野神社祈願祭賽銭帳
資料→熊野社規則 昭和21年
資料→法政大学 高柳町調査研究報告1975