ハタガヤ

 せつめい 
 ハタガヤは柏崎では、ところどころで見られますが、砂浜が減っていくにつれて海岸では、だんだん見られなくなる植物の一つでしょう。


 名前のハタガヤは「畑カヤ」ですから、砂浜ばかりではなく海岸に近い畑(はたけ)にも見られる植物かも知れません。ぜひ、調べてみて、見つかったら教えてください。 でも、ハタガヤは、かわいたところを好む植物のようですので、しめりけの多い所ではなく水はけのよい所に生えているのではないかとも思います。
 ハタガヤは小さな植物ですが、茎が四方八方にまっすくにのびた様子は砂の上の線香花火のようで美しいと思いませんか。


詳しい解説
      かんさつ

◎葉を観察(かんさつ)してみましょう
①葉の幅(はば)は、とても細く1mmくらいでしょうか。
②葉の長さを、花のついた茎の長さと比べてみましょう。


◎花は8月〜10月に咲きます。下の写真のように何枚かの葉のようなものにつつまれた穂(ほ)が5〜10個くらいついています。この一つ一つに花が咲いて種ができるのでしょう。




種子
◎種をとりだして観察してみましょう。
①穂(ほ)を一個とって、ピンセットで分解(ぶんかい)してみましょう。
②長さ1mmもない白い小さな種子が出てきましたね。
③ルーペで拡大して見ましょう。三カ所が角ばっていますね。