19891001 川の流れのままに流される様な生き方もあれば、流れに逆らって漕ぎあげるような人生もある。

19891001 自然は実にたゆみのない営みを続けている。裏山のキブシの枝を見ると、果実の脇芽に、すでに来春の花芽を付けている。

19891001 青年時代に読んだ「プルターク英雄伝」の中にあった「あたかも神に、傍らで見守られているように生きる」という意味の言葉は、石に刻まれた文字のように己の内に残っている。           
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