資金集めに苦労した若葉会の活動
大橋克弘
中学校時代では、石黒校若葉会の誕生間もない頃であったので、生徒会活動が活発であった。ところが、活動が活発になるほど、金が必要になってくる。当時若葉会には予算がなかった。そのため資金集めを自分たちの手でやろうと砂防工事の石拾いや、砂運びをしたりした。また、今一番忘れることの出来ないことで山竹切りをしたことがある。
柏崎の海岸の砂止めに使うということで、その山竹採りを若葉会が引き受けたわけである。一束の規格が周り1m、長さ2m、この束を200束と記憶している。引き受ける時は「山竹など,どこにでもあるから簡単だ」と思ったが、いざやってみるとなかなか容易でなかった。1学期後半、5年以上が数回に渡って竹切りをやったが引き受けた量を切ることが出来なかった。そこで夏休みに各分団の人数に応じて量を割り当てられた。各分団とも割り当てられた量を目指して一生懸命だった。幸い、私たち下石黒分団では近くにあったが、それでも切った竹を林のなかから道路までだすのに苦労した。近くにない分団は昼食持参で遠いところまで行って切り出したと聞いている。
しかし、最終的には、引き受けた量を切ることは出来なかったが、こうして得た金によって陸上や排球部は大いに活躍し石黒校の名を高めた。
「石黒校百年のあゆみ」より |