バレー部の思い出
中村キヨ
私が中学2年の時〔昭和25年〕に初めて石黒校にバレーボール部ができた。私も選出されて部員に加わった。練習は放課後から夕方まで行われた。下校途中で暗くなり淋しい道を歌を歌いながら帰ったことを憶えている。
当時は、家では子どもの手伝いが当てにされた時代で、どこの家族は部活動に理解がなかったように感じる。また、女の子がバレーボール部に入って跳んだりはねたりすることが一般の人にはいいこととは思われていなかった。
そんなわけだったろうか、担当の先生は国体の選手だった方であったが転勤されてしまうと部活動もやったりやらなかったりとなった。
それでも、三年生の時に柏崎での試合に出たことを憶えている。ユニホームを自分で作り、胸に「石黒」の校名と背中にゼッケンを付けて出場した。しかし二回戦で北条に敗れてしまいあの残念だったことが今でも心に残ってる。
「石黒校百年の歩み」から
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