両寄合の合併
 昭和30年高柳村と石黒村との合併以来の懸案であった門出寄合と石黒寄合の合併が実現の運びとなり門出寄合を字石黒の区域に編入、昭和40年4月1日より施行となった。
 もともと、寄合という名称、また、両寄合ともに矢沢、小林等の性があったが行政上、上石黒を源流とする石黒川を境に石黒寄合・高柳寄合と郷・組を分けたものであろう。
 また、両村には300年にもわたる入会地争議の歴史もあり住民感情は対立するところもあったが、明治43年に一応の終止符を打ち、昭和29年の買収地の登記申請完了で完全に終止符がうたれた。
 高柳町に合併して10年後に両寄合が一つになったことは村落発生当初に還ったということもできる。
 
 〔参考資料 高柳町史〕