カワセミ | ||
暮らしとの関わり カワセミは石黒には生息しているが、現在は個体数が少ない。それは、もともとカワセミは平地に多くすむ鳥だからであろう。 だが、昭和の20年代には石黒川でよく目にしたものである。一人で魚釣りをしていると淵の上に張り出した木の枝から私が釣り糸をたれている目の前の川面にダイビングしてウグイを獲って木の枝に戻る姿を何度も見たことを憶えている。警戒心の強い鳥といわれるがこのような場面もあるのだ。 また、家のタネ〔家の脇の池〕にもやって来た。 子どもの頃によく石黒の家の裏のガラス窓に衝突して死んだ小鳥を目にしたが最も多いのがカワセミであった。 子どものころの私はカワセミが多いのはガラスと水面が似ていることに原因があるように思ったが、今考えると家の裏に池があったというだけのことだったと思う。 ここ数年、石黒川でカワセミの撮影に時間をかけたが撮れなかった。しかし、今日(2009.9.16)にようやく撮ることができた。(※今日まで写真をお貸しくださいましたHP「ネイチャー遊歩」様有り難うございましたhttp://raratyan.hp.infoseek.co.jp/) 写真2009.9.16下石黒 釜淵 滝壺のハヤを捕って枝に戻ったカワセミ 写真2009.9.16下石黒 釜淵
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解 説 カワセミ科 全国の主として平野部の河川、湖沼、池などに留鳥としてすむが北海道や雪深い地方の鳥は冬は南の地方へ渡る。 体長はスズメと同じくらいであるがくちばしが長い。 単独かあるいはつがいで水辺で生活して餌は小魚が主である。 繁殖は3〜8月と長く垂直な土手に50〜90cmの長さの横穴〔一番奥は広い〕を掘って3〜4個の卵を産み育てる。 雛鳥に生えてくる羽毛は鞘で覆われていて糞での汚れを防ぐようになっている。 繁殖期にはオスがメスへの獲物を与える求愛給餌が見られる。 名前の由来はカワスミ〔川住み〕、川辺にすむことによる。 美しい色の羽 写真2010.7.15下石黒
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