暮らしとの関わり
石黒ではたまに見かけるトンボである。
ヤンマとしては小型であり、特に色の地味なメスは見逃しやすい。オスは美しいがなかなか撮影できない。しかし、5〜6月に現れるヤンマであるので見分けやすい。
石黒では、棚田の上方にある小さな用水池などで上の写真のような産卵の様子が見かけられる。
生活のサイクルとしては6月に産卵を終えて、成熟した幼虫として越冬して翌年晩春には羽化するのであろう。
(撮影日2009.6.15 下石黒)

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解 説
ヤンマ科
国内では本州東北部から九州にかけて分布する。体長7〜8p。
成虫は5月初旬頃より見られ、6〜7月までに生殖行動を行う。7月上旬にはほとんど見られなくなる。
オスは腹部第2、3節に広い青色の部分がある。その先は黒に水色の斑点がある。メスは腹部全体に黒かっ色の地に黄〜黄緑色の斑紋がある。足は雄雌とも黒色。
名前の由来は、胸に2本の黒い筋があることによる。 |