ジョロウグモ
暮らしとの関わり
 ジョロウグモは石黒では、山菜採りの後半から秋のキノコ取りの頃まで、山道などでナガコガネグモと共に普通に見られる。
 特に8月ごろから秋にかけての山道は、ジョロウグモの巣を打ち払うための木の枝でも持たないと歩けないほどである。うっかり網に顔が触れることもあるが、糸は金色で粘りがあり驚くほどの強靱さをもつ
 張られた網を観察すると、目は細かくなかなか複雑である。→参考写真・(下写真)
 ジョロウグモの紋様はよく見るとなかなか美しい。
 だが、餌食になった昆虫はほとんど跡形もなく消化されて僅かな残骸を残すのみである。網にかかった獲物に消化液を注入して溶かして吸い取るとは恐るべき能力を持った生物もいるものである。

(写真2005.9.15 寄合)

          ジョロウグモの巣

写真2012.10.8 笠島

    チョウを食べる雄(右下)と雌

撮影日2007.9.4下石黒
解 説
コガネグモ科
 本州以南に分布。雌雄で体の大きさが著しく異なる。
 雌は体長が最大25oにも達す。腹は太くて長く、青色と黄色の横縞があり成長すると腹端が赤くなる。(左上写真)
 雄は体長7〜8oで体色も黒褐色で地味である。(上の下写真)
 9月頃から繁殖期に入り雌の網の周辺に1〜数匹の雄が訪れる。網は、金色で網を張るクモの中では最も複雑である。
 雌は晩秋に数百個の卵をうみ、黄色い糸の卵嚢でつつむ。
 餌は中型昆虫のみならずハエなど小さな昆虫も捕える。
 名前の由来は雌の美しい斑紋を持った姿から宮中の身分の高い女官に見立てたもの


  トンボを捕獲したジョロウグモ

撮影日2005.9.23上石黒